太りにくい油は?パティシエが教える体に優しい油の選び方とおすすめ5選

太りにくい油は何がある? 体に優しい食材
記事内に広告が含まれています。
ひつじ
ひつじ

太りにくい良質な油は何がある?
そんな疑問を解決します!

はじめに

「油って太るもの」と思っていませんか?
たしかに油は高カロリーですが、すべての油が“悪者”というわけではありません。

実は、油には「太りやすい油」と「太りにくい油」があります。
同じカロリーでも、体への吸収スピードや代謝のされ方が違うんです。

この記事では、パティシエの視点から太りにくい油の特徴や選び方、そしてお菓子作りにも使えるおすすめの油を紹介します。
油の性質を知れば、健康にも美容にも嬉しいスイーツ作りができますよ🍰✨


そもそも油で太るってどういうこと?

「油=太る」と言われるのは、油が1gあたり約9kcalと高カロリーだから。
でも、太る原因は“カロリーそのもの”ではなく、摂りすぎと油の質にあります。

体に合わない油や酸化した油を摂ると、脂肪として蓄積されやすくなります
一方で、良質な油は体内でエネルギーとして消費されやすく、太りにくいんです。

💡ポイント:
油は敵ではなく、選び方と量を意識すれば味方になります!


太りにくい油の特徴

体にやさしく、エネルギーに変わりやすい油にはこんな特徴があります👇

① 中鎖脂肪酸(MCTオイルなど)

  • 消化吸収がとても早く、すぐにエネルギーへ変わる
  • 脂肪として蓄積されにくい
  • 代謝を助けるため、ダイエット中にも◎
  • コーヒー・スムージー・ヨーグルトに加えるのがおすすめ

朝の「MCTコーヒー」は脂肪燃焼をサポートしてくれる人気の取り入れ方!


② 不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸・オメガ9脂肪酸など)

  • 血液をサラサラにし、脂肪燃焼を促進
  • 中性脂肪やコレステロールを減らす働き
  • 熱に弱いため、加熱せずに使うのがポイント
  • サラダやスープ、豆乳ヨーグルトにひとさじプラス

ダイエット中はもちろん、肌のうるおい維持にも役立ちます。


③ オレイン酸(オリーブオイルなど)

  • 腸を整え、脂質の吸収を穏やかに
  • 悪玉コレステロールを下げる作用
  • 抗酸化力が高く、美肌・アンチエイジングにも◎
  • 加熱にも強く、料理・お菓子どちらにも使いやすい

オリーブオイルで作るパウンドケーキやクッキーは、香りもよく軽い仕上がりに♪


逆に“太りやすい油”にも注意

太りにくい油を選ぶと同時に、できるだけ避けたい油もあります👇

油の種類理由注意点
サラダ油(精製植物油)精製の過程で栄養が失われ、酸化しやすい加熱の繰り返しや大量摂取に注意
トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング)体脂肪を溜めやすく、血流を悪化クッキー・菓子パンなど原材料をチェック!

「植物性マーガリン=体に良い」と思われがちですが、トランス脂肪酸を含むタイプは注意
手作りスイーツなら、油を選んで作れるのが大きなメリットです!


お菓子作りにも使える!太りにくい油5選

パティシエ目線で「味・使いやすさ・健康面」をバランスよく考えた5種類をご紹介します✨

油の種類特徴おすすめの使い方
オリーブオイル(エキストラバージン)抗酸化力が高く、香りも豊かパウンドケーキや焼きドーナツなど
ココナッツオイル中鎖脂肪酸が豊富で代謝アップクッキーやチョコトリュフに◎香りも甘くて人気
米油(こめ油)ビタミンE・オレイン酸が豊富シフォンケーキ・マドレーヌ・揚げ焼きにもOK
えごま油オメガ3脂肪酸が豊富・太りにくい加熱せずにドレッシングやスープ仕上げに
アーモンドオイルビタミンEたっぷり・美容効果◎焼かないスイーツ・ナッツ系スプレッドに最適

酸化しにくい油:オリーブオイル、ごま油、米油、なたね油
お菓子作り向きの香りがいいもの:オリーブオイル、ココナッツオイル、アーモンドオイル
揚げ物:米油、ごま油、えごま油、エクストラバージンオリーブオイルがおすすめ。

💡パティシエのおすすめ:
チョコ系スイーツにはココナッツオイル
焼き菓子にはオリーブオイルや米油を使うと、風味も軽く健康的に仕上がります。


油の酸化を防ぐ保存のコツ

どんなに良質な油でも、酸化すると“太りやすい油”に変化してしまいます。

  • 直射日光・高温多湿を避けて保存
  • 開封後は冷暗所または冷蔵庫
  • 開封後はなるべく1〜2ヶ月以内に使い切る
  • プラスチック容器より、遮光ガラス瓶が◎

酸化した油は、体のサビ(老化)を進めてしまいます。
“新鮮な油を少しずつ”が基本です。


上手に使うポイントまとめ

太りにくい油は、毎日の食事やお菓子作りに“置き換え”で取り入れるのが簡単です!

  • サラダ油 → オリーブオイルや米油に置き換える
  • マーガリン → ココナッツオイルにチェンジ
  • 加熱用と生食用を分けて使う(例:オリーブ=加熱、えごま=非加熱)
  • 1日の摂取目安は大さじ1〜2杯程度

「減らす」より「質を変える」。
油を我慢するより、体に良い油を美味しく摂るほうが続けやすいです。


お菓子作りでの“太りにくい油”活用アイデア

  • 米油のシフォンケーキ:ふわっと軽く、酸化しにくい油で後味さっぱり
  • オリーブオイルのパウンドケーキ:香りが上品で、バターよりヘルシー
  • ココナッツオイルのチョコボール:冷やすと固まり、手軽な無添加スイーツに
  • アーモンドオイル入りクッキー:ナッツの香りで満足感アップ

太りにくい油を使うことで、「罪悪感のないスイーツ」づくりができます。
美味しさと健康、どちらも叶うのが理想のスイーツです。


まとめ|“油の質”を変えるだけで体も変わる

ひつじ
ひつじ

使用する油を変えるだけでもOK!
食べ方に合わせて油を選んで楽しもう!

太りにくい油とは、体の中で燃焼されやすく、蓄積されにくい油のこと。
選ぶ油を変えるだけで、同じ食事でも体の反応がまるで違ってきます。

  • MCT・オメガ3・オメガ9・オレイン酸を意識する
  • 酸化しにくい油を使う
  • 加熱・非加熱を上手に使い分ける

「油は太る」ではなく、「油は体を整える」もの。
お菓子作りでも、太りにくくて美味しい油を味方にすれば、
心も体も喜ぶ“魔法のおやつ時間”が楽しめます🕊


コメント

タイトルとURLをコピーしました