
小麦粉や砂糖を控えたい時も、おいしいスイーツは作れるよ〜♪代わりに使える体にやさしい食材をまとめて紹介するね!
【この記事のまとめから】
- 小麦粉・砂糖・油・牛乳・生クリームの代わりに使える、体にやさしい代用食材をまとめています。
- 米粉やオートミール粉、アガベシロップやココナッツシュガー、米油やアーモンドオイルなど健康志向の素材を厳選しています。
- 卵は基本的に栄養価の高い食材ですが、使えない場合のベーキングパウダーを活用した作り方の考え方も紹介します。
はじめに

「小麦粉を控えたい」「砂糖を少し減らしたい」「できるだけ体にやさしい素材でお菓子を作りたい」──そんな声がここ数年でとても増えていますね。健康や美容のため、家族のため、アレルギー対応のためなど、理由はさまざま。でも共通しているのは、“おいしさは妥協したくない” という気持ちです。
実はお菓子作りは、材料をうまく置き換えることで大きく印象が変わります。小麦粉の代わりに米粉を使うと軽くもっちりした仕上がりになったり、砂糖をアガベシロップに変えることで血糖値が上がりにくくなったり。バターを米油に置き換えると、後味がすっきりして胃もたれしにくくなることもあります。
この記事では、普段のお菓子作りを 「より健康的に」 アップデートできるように、代用品の選び方や仕上がりの違いを丁寧に解説します。素材を変えてもおいしさをしっかりキープできるよう、製菓目線でのコツもまとめてあります。
あなたや大切な人の体に寄り添ったスイーツ作りの参考に、ぜひ活用してくださいね。
小麦粉の代用品|グルテンフリー&栄養価アップに
小麦粉は生地の土台を作る大切な材料ですが、グルテンを控えたい人や、より健康的なおやつにしたい人には、別の粉に置き換える方法もあります。代用品として使う粉は、それぞれ食感や風味の特徴が大きく異なるため、仕上がりのイメージに合わせて選ぶとお菓子作りがぐっと楽しくなります。
グルテンの膨らみを利用したお菓子は単純に置き換えると失敗の原因になるので注意が必要ですが、一部分を置き換えるなどすると栄養価も上がり体に優しいお菓子になりおすすめです。
米粉|扱いやすく、初心者でも失敗しにくい万能粉
米粉は小麦粉に比べてダマになりにくく、軽くふるうだけで使える扱いやすい粉です。小麦粉ほどふんわりと、ふくらみにくい特徴がありますが、そのぶん しっとり・もっちりしたやさしい食感 に仕上がるのが魅力。
クッキーはサクサク、パウンドケーキはしっとりと、どんなお菓子にもバランスよく使えるため、初めて代用粉に挑戦したい方には一番おすすめです。
小麦粉から置き換える時は一部分を、または膨らみが必要なお菓子はベーキングパウダーなどと組み合わせると失敗しにくくなります!
オートミール粉|食物繊維たっぷりで満足感のある仕上がりに
オートミールを粉砕して作るオートミール粉は、食物繊維が豊富で腹持ちが良いため、ダイエット中にも選ばれる人気の代用品です。少し香ばしい風味があり、焼き菓子の香りを引き立ててくれます。
ただし、そのままだとざらっとした口当たりが残ることがあるので、一部分を置き換える、または米粉と混ぜて使うなどすると食べやすくなります。栄養価が高く、食べ応えも出せるので、健康志向スイーツには理想的な粉です。
アーモンドプードル|低糖質で香り豊か。贅沢感のあるスイーツに
アーモンドを細かくしたアーモンドプードル(アーモンドパウダー)は、低糖質で美容にも良い食材として知られています。特に焼き菓子に加えると、香ばしい風味とリッチなコクが生まれ、仕上がりが一段と美味しくなります。
全量を置き換えると油分が多く重たい仕上がりになりやすいので、小麦粉(または米粉)の 20〜30%を置き換える のがおすすめです。
全粒粉|栄養たっぷり。噛むほどに味わいが広がる粉
全粒粉は表皮や胚芽を含むため、ミネラル・食物繊維・ビタミンが残っている栄養価の高い粉です。香りが強く、どっしりした食感が特徴なので、ザクザク・噛み応えのあるお菓子と相性が良いです。
ただし重たくなりやすいので、最初は20〜30%程度から試すと、扱いやすくなります。
片栗粉|サクサク軽い食感を作りたい時に
片栗粉は小麦粉ほどの代用にはなりませんが、クッキーやスノーボールなどで一部を置き換えるとサクサク軽い食感が生まれます。仕上がりを柔らかくしたい時に、少量使ってあげると食感調整に役立ちます。
砂糖の代用品|血糖値・美容を意識した甘味料まとめ
砂糖を控える理由は人それぞれですが、健康志向の人にとっては「甘さはほしいけど負担は減らしたい」という思いが共通しています。代用甘味料には種類が多く、それぞれ甘さの質、GI値、風味が異なるため、お菓子の種類や目的に合わせて選ぶと満足度が高まります。
はちみつ|やさしい甘さと自然の抗菌パワー
はちみつは砂糖にはないコクと香りがあり、少量でもしっかり甘さを感じられるのが魅力です。水分量が多いため、焼き菓子に使う場合は少しだけ粉を増やすなど調整が必要ですが、仕上がりはしっとりして贅沢感が増します。
また、抗菌作用があると言われ、喉が弱い方のスイーツ作りにもおすすめです。
メープルシロップ|ミネラル豊富で深い味わい
メープルシロップは独特のコクがあり、焼き菓子の風味を引き立てる甘味料です。カルシウムやカリウムが多く含まれているのも魅力で、より体にやさしい甘さを求める方に向いています。
てんさい糖|腸にやさしい甘さ。オリゴ糖で体を内側からケア
てんさい糖は血糖値が上がりにくいと言われる甘味料で、やさしい甘さが特徴です。腸内環境の改善に役立つオリゴ糖も含まれており、健康志向の方だけでなく家族のおやつにも取り入れやすいです。
きび砂糖|まろやかで風味豊か。焼き菓子のコクをアップ
きび砂糖は白砂糖よりもミネラルが残っているため、風味に深みがあり、焼き菓子がぐっと美味しくなります。カラメルのような甘みを出したい時にも活躍します。
ラカント|血糖値を気にする人の強い味方
糖質ゼロ・カロリーゼロの甘味料で、砂糖と同じ甘さがあるのに血糖値が上がらないのが大きな魅力。クセが少しあるため、ココアやチョコなど風味が強めのお菓子と合わせると、とても使いやすくなります。
デーツシロップ|濃厚な甘さと栄養価の高さが魅力
デーツの果汁から作られた甘味料で、黒糖のようなコクと深みがあります。ミネラルが豊富なので、健康志向のスイーツ作りにもぴったりです。
アガベシロップ|GI値が非常に低く、ヘルシー志向に大人気
アガベシロップは血糖値の急上昇を抑えたい方におすすめの甘味料です。サラッとして溶けやすく、ヨーグルトや冷製スイーツにも使いやすいのが魅力です。
ココナッツシュガー|ミネラルたっぷり。香ばしい甘みがクセになる
カラメルのような香ばしさがあり、クッキーやパウンドケーキに使うと風味が豊かになります。白砂糖に比べて血糖値が上がりにくいと言われることも、人気の理由のひとつです。
オリゴ糖シロップ|腸活スイーツに最適なやさしい甘味料
甘さは控えめですが、腸の善玉菌を助けると言われており、健康を気遣う人にぴったりの甘味料です。ヨーグルトに合わせると相性抜群。
油(バター・サラダ油)の代用品|軽く仕上げたい時の味方
油はお菓子の風味や食感を大きく左右する大切な素材です。バターのコクは魅力的ですが、胃もたれしやすいという人も少なくありません。代用品としての油は、軽い口当たりに仕上げたい時や、健康的なおやつを作りたい時に役立ちます。
米油|癖がなく、どんなお菓子にも使える優秀オイル
米油は味や香りにクセがないため、どんなお菓子にも合わせやすい万能オイルです。スポンジケーキやパウンドケーキに使うと、しっとり軽い仕上がりになります。
太白ごま油|無味無臭で、ふんわりスポンジに最適
太白ごま油は香りがほとんどなく、ケーキの邪魔をしない優秀オイルです。卵の風味をしっかり活かしたいスポンジケーキに使うと、ふんわりとした軽い食感に仕上がります。
オリーブオイル|抗酸化作用があり、美容にも嬉しいオイル
フルーティーな香りが特徴のオリーブオイル。特にチョコレートやナッツ系のお菓子と相性がよく、風味豊かな仕上がりになります。使いすぎると香りが強く出るので、少量ずつ試すのがおすすめです。
ココナッツオイル|香りと軽さをプラスしたい時に
ココナッツオイルは、ほんのり甘い香りが楽しめるオイルです。南国風のスイーツ、チョコレート系のお菓子、グラノーラ作りにもぴったり。気温で固まりやすいので、使う前に湯煎で溶かすと扱いやすくなります。
アーモンドオイル|コクと香ばしさでワンランク上の仕上がりに
アーモンドオイルは、味・香りともに存在感があり、少量でもお菓子に深いコクを与えます。ナッツ系のクッキー、タルト、パウンドケーキとの相性が抜群です。
牛乳の代用品|体質・健康に合わせて選べる植物性ミルク
牛乳はしっとり感やコクを出す役割があり、お菓子作りには欠かせない素材ですが、体質的に合わない人やカロリーを抑えたい人には植物性ミルクがおすすめです。それぞれ風味が異なるため、目的に合わせて選ぶとおいしく仕上がります。
豆乳|クセが少なく、一番使いやすい万能ミルク
豆乳は牛乳とほぼ同じ感覚で使え、置き換えがしやすいのが特徴です。ケーキ、マフィン、クレープなど幅広いお菓子に使えます。無調整豆乳を選ぶと風味がすっきりして仕上がりが安定します。
アーモンドミルク|軽い甘みとコクが魅力の美容ミルク
アーモンドミルクは低カロリーで栄養価が高く、美容を気にする方から人気の代用品です。ほんのりコクがあり、パンケーキやクッキーに加えると香りがふわっと広がります。
オーツミルク|濃厚でスイーツ向きの植物性ミルク
自然な甘みとコクがあり、牛乳の代わりに使っても違和感が少ないミルクです。焼き菓子はもちろん、プリンやムースなどの冷たいスイーツにもよく合います。
ヨーグルト|コクと酸味をプラスしたい時にぴったり
ヨーグルトを使うと、水分量の調整は必要ですが、しっとりとした食感とまろやかな酸味が生まれます。チーズケーキ風のお菓子を作りたい時に最適です。
生クリームの代用品|ヘルシー&軽い仕上がりにしたい時に
生クリームは濃厚でおいしい一方、カロリーが気になるという声も多い素材です。代用品を使うことで、さっぱりと軽い食感に仕上げたり、アレルギーなどの植物性で作りたい人にも対応できます。
ヨーグルト|ヘルシーで爽やかな風味に
ヨーグルトは生クリームのように油分が多くないため、軽い食感と爽やかな酸味が楽しめます。ムースやチーズケーキ風スイーツに使うと、罪悪感のない“ご褒美おやつ”になります。
豆乳クリーム|植物性で万能に使えるクリーム
豆乳クリームはホイップできるタイプもあり、生クリームの代わりとして扱いやすい素材です。動物性よりさっぱりしていて、ケーキのデコレーションやクリームソースにも使えます。
ココナッツクリーム|濃厚なコクと自然な甘さが魅力
ココナッツクリームは濃厚で風味豊かですが、後味は重くなりすぎず、植物性スイーツに向いています。冷やすと固まる性質があるため、ムースなど形をしっかり出したいデザートにも向いています。
牛乳+バター|家にある材料だけで簡単に代用できる
生クリームほどの濃厚さは出ませんが、牛乳にバターを加えることで手軽にコクを補うことができます。特に加熱するソースやケーキ生地に使う場合は十分代用可能です。
卵を使わない場合(補足)|ベーキングパウダーで“持ち上げる”発想
卵はお菓子作りに欠かせない食材で、気泡を作ってふんわり仕上げたり、風味やコクを与えたりと多くの役割があります。そのため、卵を完全に別の食材で置き換えるのは難しいのが現実です。
ですが、卵アレルギーの方や、どうしても卵を使えない場合でも“膨らんだ生地”を作る方法があります。それが ベーキングパウダーの力で生地を持ち上げる方法 です。
卵の役割を知ることで代用の方向性が見える
卵の主な役割は
- ふくらみの元となる気泡を作る
- 生地をまとめる
- コクと風味を与える
という3つ。このうち「ふくらみ」だけは、化学的な膨張剤(ベーキングパウダー)で代用することができます。
ベーキングパウダーで作る“卵なしスポンジ”の考え方
卵の代わりに、小麦粉や米粉+植物性ミルク+油+ベーキングパウダーを使い、化学的膨張を利用して生地を持ち上げます。フワフワの卵入りスポンジとは違いますが、軽くて食べやすいスポンジが作れます。
卵のコクは補えないため、香りの良いバニラや植物性ミルクを使うと満足度が上がります。
まとめ|代用品を使うと“おやつ時間”がもっと楽しく

健康的にお菓子も楽しみたいね!
代用品にはそれぞれ特徴があり、目的に合わせて選ぶことで、健康志向でも満足できるスイーツが作れます。小麦粉・砂糖・油・乳製品を控えたい時も、おいしさを大切にしながら作れるのが代用品の魅力です。
自分や家族の体に合った素材に変えていくことで、おやつの時間がもっと安心で楽しいものになります。ぜひ、今日のお菓子作りに取り入れてみてくださいね。
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