
健康志向でもおいしく!バターとオイルの上手な付き合い方
はじめに

お菓子作りに欠かせない「バター」。
でも、「バターって太るんじゃない?」「体に悪そう…」
そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、バターは脂質が多くカロリーも高め。
けれど、実は体にうれしい栄養素もたっぷり含まれています。
さらに最近では、「バター以外にも体にやさしい油」が注目されています。
お菓子作りの材料を少し工夫するだけで、
“おいしいのにヘルシー”なスイーツが作れるようになります。
この記事では、
・バターは本当に体に悪いの?
・バターとマーガリンの違い
・スイーツ作りにもおすすめの「体にやさしい油」
をやさしく紹介します。
バターは本当に体に悪いの?
「バター=太る」「コレステロールが上がる」など、
悪いイメージを持たれがちなバターですが、
実は適量であれば健康をサポートしてくれる油脂なんです。
バターの栄養素と働き
バターには、ビタミンA・D・E・Kといった脂溶性ビタミンが豊富に含まれています。
これらは「肌や粘膜の健康維持」「免疫力アップ」「抗酸化作用」などに関わる重要な栄養素。
特にビタミンAは美肌効果が高く、
乾燥肌や疲れ目の改善にも役立つといわれています。
適量なら“体に良い油”
バターは天然由来の脂肪で、
「満足感が高く、食べすぎ防止になる」という利点もあります。
体に悪いのは“摂りすぎ”や“加工油の取りすぎ”。
毎日たくさん食べるのではなく、少量を上手に取り入れるのがコツです。
バターとマーガリンの違い
「バターが高いから、代わりにマーガリンでいい?」
そう思う人も多いですが、健康面ではバターのほうが安心です。
| 比較項目 | バター | マーガリン |
|---|---|---|
| 原料 | 牛乳の脂肪分 | 植物油+添加物 |
| 加工方法 | 天然の乳脂肪を固めたもの | 化学的に固める(トランス脂肪酸) |
| 味・香り | 濃厚でコクがある | 軽くてあっさり |
| 健康面 | 天然ビタミン入りで安心 | トランス脂肪酸が血管に負担をかける可能性 |
マーガリンには「トランス脂肪酸」が含まれていることが多く、
摂りすぎると動脈硬化などのリスクが高まると言われています。
その点、自然のままのバターは体への負担が少なく、
安心して使える油脂といえます。
スイーツ作りにおすすめの“体にやさしい油”
「バター以外にも、体に良い油ってある?」
そんな方におすすめの、健康志向な油を紹介します✨
| 油の種類 | 特徴 | 向いているスイーツ |
|---|---|---|
| オリーブオイル | 抗酸化作用があり、動脈硬化予防にも。 | 焼き菓子・ドレッシング |
| ココナッツオイル | 中鎖脂肪酸でエネルギーになりやすい。 | クッキー・グラノーラ |
| アーモンドオイル | ビタミンEが豊富で美肌効果◎ | パウンドケーキ・アイス |
| えごま油/亜麻仁油 | オメガ3脂肪酸が腸と脳を整える。 | トッピング(非加熱向け) |
| ギー(精製バター) | 乳成分を取り除いたピュアなオイル。 | トースト・焼き菓子 |
それぞれの油には香りやコクの違いがあり、
スイーツの種類に合わせて使い分けるのがポイントです。
オリーブオイル
オリーブオイルは、オレイン酸を多く含む油。
悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる働きがあります。
クッキーやパウンドケーキに使うと、
しっとり感が出て香ばしい仕上がりに!
ココナッツオイル
ダイエット中の方に人気なのが、ココナッツオイル。
中鎖脂肪酸が多く、体に蓄積されにくくエネルギーになりやすいのが特徴です。
ほんのり甘い香りがするので、
砂糖控えめのスイーツでも満足感たっぷり!
アーモンドオイル
ビタミンEが豊富で、美肌・アンチエイジング効果が期待できるオイル。
バターの代わりに使うと、軽くて香ばしい風味に仕上がります。
アイスやクッキーに少し混ぜるだけでも香りが格段にアップしますよ。
えごま油・亜麻仁油
これらはオメガ3脂肪酸を豊富に含み、腸や脳の働きを整える油。
ただし、熱に弱いので加熱はNG。
ヨーグルトやグラノーラにかけて食べると、
腸活スイーツにもピッタリです!
ギー(精製バター)
ギーはバターを煮詰めて水分や乳成分を取り除いた、純粋な油。
アーユルヴェーダでは“体に良いオイル”として古くから使われています。
香りはバターに近く、焼き菓子やトーストにおすすめ。
消化にやさしく、乳製品アレルギーの方でも比較的使いやすいです。
※乳製品アレルギーの方はお医者さんに相談してから使ってください。
バター&オイルの上手な使い方
「体にやさしい油を、どうやって取り入れる?」
スイーツでの活用アイデアをご紹介します!
- バターの半分をオリーブオイルに置き換える
- ココナッツオイルで風味をプラスし、砂糖控えめに
- ギーを使うとコクを残しつつ軽い口当たりに
- アーモンドオイルで香ばしさとしっとり感をアップ
どれも“おいしさそのまま+体にやさしい”が叶う方法です!
まとめ:バターも油も“敵”じゃない!上手に使えば味方に

取り過ぎなければ栄養のあるバター。
取り入れ方を工夫してみよう!
バターは決して悪者ではなく、使い方次第で体の味方になります。
大切なのは、「質の良い油を、適量使うこと」。
お菓子作りが好きな人も、健康を意識している人も、
ちょっと油を見直すだけで体がぐんと喜びます!
お気に入りのスイーツを罪悪感なく楽しみながら、
“体にやさしいおやつ時間”を育てていきましょう。



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