
失敗しがちなパウンドケーキの工程を解説していくよ!
【この記事のまとめから】
混ぜるだけのようで実はちょっとしたコツのいるパウンドケーキ。しかしポイントを抑えるだけでしっかり膨らんで綺麗に割れてくれますよ。
この記事ではパウンドケーキが上手く膨らまない主な原因5つとその対処法解説しています。
パウンドケーキなぜ膨らまない?
パウンドケーキは見た目もシンプルで手軽に作れる人気のお菓子。
でもいざ焼いてみると「全然膨らまなかった」「ずっしり重い」「真ん中が割れない…」という失敗、ありますよね。
じつはパウンドケーキが膨らまない原因は、生地作りの最初の工程に隠れていることが多いんです。
この記事では、パティシエの視点から膨らまない原因とふんわり仕上げるコツを分かりやすく紹介します🍰✨

① バターと砂糖のすり混ぜ不足
パウンドケーキの膨らみを作るのは、バターと砂糖を混ぜたときにできる気泡です。
この段階で空気をうまく含ませないと、生地が重たくなり、膨らみません。
チェックポイント
- バターが固いまま混ざっていない
- 白っぽくなるまで混ぜていない
バターと砂糖をしっかり泡立てていない
- バターは指で押して柔らかい程度(20〜25℃)に戻す
- まずバターだけでダマがないよう滑らかになるまで混ぜる
- 砂糖を加えたら、白っぽくなるまで3〜5分泡立てる
ポイント
よく泡立てることで、空気を含み焼いた特に膨らんでくれます。
「ふんわり白っぽく」なったら成功のサインです。
② 卵の加え方で膨らみが変わる
バターと卵を混ぜるとき、冷たい卵を一気に入れると分離します。
分離すると生地が油っぽくなり、気泡が壊れて膨らみません。
チェックポイント
- 卵が冷たい状態で混ぜる
- 卵を何度かに分けて混ぜる
対処法
- 卵は常温に戻す(約25℃が理想)
- バターに卵を3〜4回に分けて少しずつ加える
- 乳化したことを確認してから卵を加えていく。
しっかり混ぜることで繋がっていくよ!
ポイント
「乳化(にゅうか)」が保たれていると、油っこくならずにすみます。
生地の気泡が壊れず、焼いたときにしっかり膨らんでくれます。
万が一分離してしまった場合は、
「分量内の薄力粉を少し混ぜる」or「少し湯煎にかけて混ぜる」と繋がってくれます。
③ 粉を入れてから混ぜすぎる
薄力粉はグルテンというタンパク質を含み混ぜすぎるとグルテンが育ちすぎてしまい硬くなって焼いた時に膨らまず、焼き上がりも硬くなってしまします。
チェックポイント
- 全体が混ざり合った後も混ぜている
- 練るように混ぜている
対処法
- 練るように混ぜず、さっくり混ぜる
- 艶が出るくらいまで混ぜたらそれ以上混ぜない
ポイント
逆に混ぜなさすぎも失敗の原因に。
グルテンはふわふわな生地を支えてくれる効果もありある程度のグルテンを育てる必要はあります。またしっかり生地が混ざり合っていないと繋がりが悪くキメの悪い焼き上がりになってしまいます。
全体が綺麗に混ざったらそれ以上混ぜない!でOK
④ 焼き温度が低い・予熱不足
オーブンの温度が低いまま焼くと、
生地が膨らむ前に表面が固まってしまい、真ん中が沈んでしまいます。
とはいえ、温度が高すぎると中心まで火が入る前に焼けてしまい生焼けに。
予熱をしっかり行ってから自宅のオーブンのクセを探りましょう!
チェックポイント
- 予熱をせずに焼いている
- 温度を低めに設定している
💡対処法
- 170〜180℃にしっかり予熱してから焼く
- 焼き時間は**40〜50分(17cm型の場合)が目安
- 表面が早く色づく場合は、途中でアルミホイルをかぶせる
プロのポイント
オーブンによって温度差があるため、初回は少し試し焼きを。
焼き始めたらちょこちょこチェックしてみてください!
⑤ 材料温度の違いで気泡が壊れる
パウンドケーキは、バター・卵・牛乳などすべての材料の温度がそろっていないと、
混ぜたときに分離し、膨らみが悪くなります。
対処法
- バター・卵・牛乳は常温(20〜25℃)に戻す
- 冬場は卵をボウルごとぬるま湯に5分ほどつけて温める
ポイント
冷たい卵が入ると、せっかく泡立てたバターが固まってしまいます。
「材料の温度をそろえる」だけで、仕上がりがふわっと変わります✨
ふんわり膨らませるための5つのコツ
- 材料はすべて常温でそろえる
- バターと砂糖は白っぽくなるまで混ぜる
- 卵は少しずつ加えて乳化を保つ
- オーブンは180℃でしっかり予熱する
- 生地を型に入れたらすぐ焼く!
ポイント
型に生地を流したあと、包丁の背で中央に浅い切れ目を入れたり溶かしバターを中央に塗ると
焼き上がりにきれいな“真ん中の割れ”ができます。
よくある失敗別チェックリスト
| 状態 | 原因 | 改善策 |
|---|---|---|
| 全体がずっしり重い | バターの泡立て不足 | しっかり白っぽくなるまで混ぜる |
| 割れない・高さが出ない | 温度低い or 生地の混ぜすぎ | 170〜180℃で予熱、粉はさっくり混ぜる |
| 油っぽい | 卵の入れ方が早すぎ | 少しずつ加えて乳化を保つ |
焼き上がりのポイント
焼きあがったら竹串を刺して、生地がつかなければOK。
中央にひび割れが入り、表面が少し内側に縮み弾力のある状態になれば焼けています。
オーブンから出したら型ごとドンっと一度落とすと中の熱い空気が抜け焼き縮みを防ぎふんわり感を保てます!
まとめ|パウンドケーキは“混ぜと温度”に気をつければOK!

ポイントを意識して作れば簡単!
美味しいパウンドケーキを焼いてみてね。
- 膨らまない原因の多くは、泡立て不足・温度差・予熱ミス
- 材料の温度をそろえ、空気をしっかり抱き込むことが大切
- コツをつかめば、ふんわりしっとりの理想のパウンドケーキに!
パウンドケーキは一見シンプルですが、
「混ぜ方・温度・タイミング」の3つを押さえるだけで、見違えるほどきれいに膨らみます。
次は、前回よりちょっと“軽やかで香ばしい”パウンドケーキを焼いてみてくださいね。
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