シフォンケーキが膨らまない原因5つ|パティシエが教えるふわふわに仕上げるコツ

シフォンケーキが膨らまない原因とコツ お菓子作りの基本・コツ
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まる
まる

シフォンケーキを焼いたけどうまく膨らまなかったの〜!

ひつじ
ひつじ

あらら…じゃあ、シフォンケーキに膨らまない原因やコツを紹介するね!

はじめに:なぜシフォンケーキは失敗しやすいの?

ふわふわで口どけのよいシフォンケーキ。
見た目はシンプルだけど、実はお菓子の中でもちょっと繊細で気まぐれなんです。

「膨らまない…」「焼いたのにしぼんだ…」
そんな経験、ありませんか?

シフォンケーキは“メレンゲ”の力で膨らむお菓子。
だからこそ、泡立て方・混ぜ方・焼き方のどれか一つでもズレると結果が変わってしまうんです。

でも大丈夫。
原因を知れば、誰でもきれいにふわっと焼けます。
今回はパティシエ目線で、よくある失敗の原因とコツをやさしく解説しますね。


シフォンケーキが膨らまない原因6つ

原因①:メレンゲの泡立て不足・泡立てすぎ

メレンゲがしっかりしていないと、焼いても生地が持ち上がりません。
逆に泡立てすぎると、混ぜるときに潰れてしまいます。

目安は角がピンと立ち、ツノが軽く曲がるくらい。
ツヤがあり、ボウルを傾けても流れない程度がベストです。


原因②:生地の混ぜすぎ(メレンゲを潰している)

シフォンの命はメレンゲ。
混ぜすぎるとせっかくの空気が抜けて、膨らみが半減してしまいます。

メレンゲを加えた後は”ゴムベラで“さっくり・手早く”混ぜましょう。
「白い筋がほんの少し残るくらい」で止めるのが理想。
最後に型に流したら軽く2〜3回大きく底から返すと、均一に仕上がりますよ。


原因③:オーブン温度が合っていない

家庭用オーブンは機種によってクセがあります。
低すぎると膨らまず、高すぎると早く膨らんでしっかり中まで火が通らずしぼみやすくなります。

シフォンケーキは薄力粉に含まれるグルテンと呼ばれるタンパク質がふわふわな生地を支えてくれます。しかし、しっかり火を通さないと支える力が弱く萎んでしまう原因に。

まずは170℃で40分前後を目安に。
生地を入れる前にしっかり予熱して、扉の開閉はなるべく控えましょう。

途中で焦げそうなときは、アルミホイルをふんわりかけてOKです。

オーブンに入れて一番膨らんだところから少し落ちて表面の割れ目に焼き色が付くまでしっかり焼きましょう。


原因④:型に油分が残っている

シフォン型は油を塗らないのが基本。
油が残っていると生地がすべってしまい、ふくらみが止まります。

洗った後はしっかり乾かし、布巾で水分を拭き取ること。

100円ショップなどで売っている紙のシフォンケーキ型でもOK!


原因⑤:焼き上がり後の逆さま冷ましをしていない

焼き上がったあと、すぐに型を逆さまにして冷ますのが鉄則。
これをしないと、生地が自重で沈み、ぺったんこになってしまいます。

瓶やカップなどに型を逆さまに乗せて、しっかり冷めるまで放置しましょう。
完全に冷めてから型を外すと、ふわふわの形が保てます。

パティシエが教える「ふわふわに仕上げる4つのコツ」

コツ①:卵白は冷やして使う

冷たい卵白は泡立ちが安定してキメの細かいメレンゲに。
冷蔵庫から出したてでOKです。
※放置時間が長いとメレンゲがどんどん悪くなってしまうので手早く!

ひつじ
ひつじ

”冷えた卵白”の方が合わせる時にメレンゲが潰れにくいから失敗しにくいよ!

コツ②:卵黄と油はしっかり乳化させる

メレンゲは油分と触れ合うと泡が潰れていきます。
卵黄と油がしっかり混ざってない状態でメレンゲを合わせるとメレンゲの泡がどんどん潰れていってしまいます。
少しだけ卵黄生地や油を温めておくと乳化しやすいです。

コツ③:粉を加えたら手早く混ぜる

粉類を入れてからは手早く仕上げること。
ダラダラ混ぜるとメレンゲの泡が消えてしまいます。
粉ダマもできやすくなるので入れたらすぐ混ぜましょう。

コツ④:焼き上がり後は触らず待つ

焼けてからすぐに型をゆすったりするとしぼみます。
逆さまにして冷めるまで“我慢の時間”がふわふわの秘密です。


よくある質問(Q&A)

Q. 混ぜすぎ以外でメレンゲを失敗する原因は?
→ お砂糖を入れるのが遅いとボソボソに。
卵白を軽く混ぜたらお砂糖を半量、入れたお砂糖が混ざったら残りを入れて泡立てるとツヤのある安定したメレンゲが仕上がります。

Q. 膨らんでも冷めたらしぼむのはなぜ?
→ 焼き不足や混ぜすぎ、または卵黄と油の乳化不足、型の油分が原因です。
 メレンゲは油分と触れ合うと泡が潰れていきます。
 油を少し温めてから卵黄と混ぜたりとしっかり混ぜ合わせておきましょう。
 しっかり焼き切ることと、逆さ冷ましも忘れずに。


まとめ:失敗の原因を知れば、誰でもふわふわシフォンに!

ひつじ
ひつじ

失敗の原因は見つかったかな?
次はうまく焼けるといいね。

まる
まる

私は焼き時間が短かったなあ…
膨らんだから取り出しちゃったんだよね!

「メレンゲの状態」「混ぜ方」「焼き時間」を意識するだけで、ふわっと優しいシフォンケーキに。
メレンゲの泡立て具合や焼き時間を見極めるのは少し難しいかもしれませんが、段々と回数を重ねていくとわかるようになっていきます^^

美味しいふわふわなシフォンケーキが焼けますように!

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