
アガーは、配合だけでなく温度や加え方も大切。
ここを押さえると、ゼリー作りがぐっと安定しますよ。
この記事のまとめから
- アガーは30〜45℃で固まり、常温でも形を保てる(溶けるのは60℃以上)
- レモンなど酸が強い材料は一緒に煮ず、後から加えるのが基本
- 糖度が低いと固まりが弱くなるため、砂糖は液体の約10%を目安に調整する
- アガーは少しずつ混ぜながら加えるとダマになりにくい
はじめに

アガーは、透明感があり、なめらかな口当たりのゼリーが作れる便利な凝固剤です。
一方で、「固まらない」「ゆるい」「ダマになった」という失敗も起こりやすく、
原因の多くは割合・砂糖・温度・加え方にあります。
この記事では、
- アガーの基本割合と量
- 食感別(やわらか・標準・しっかり)の配合
- レモンなど酸性材料を使うときの注意点
- 失敗しにくい加え方と温度管理
を、保存版として分かりやすく解説します。
アガーとは?寒天・ゼラチンとの違い(簡単に)
アガーは海藻由来の植物性凝固剤です。
- 無臭で透明感が出やすい
- なめらかな口当たり
- 酸やアルコールに比較的強い
- 常温で固まる
歯切れのある寒天、口どけの良いゼラチンと比べ、
見た目の美しさとなめらかさを両立できるのが特徴です。
アガーの基本配合【まずはここ】
アガーの標準割合と量
- 液体1000mlに対して2%(20g)
この配合が、ゼリー作りで一番使いやすい標準です。
まずはここを基準に、食感を調整します。
砂糖の基本量
- 砂糖は液体に対して10%が目安
甘さだけでなく、固まりやすさにも影響します。
ジュースで作る場合は、そのままでもOK。
甘さや糖度を見て、好みで調整してください。
食感別|アガーの割合と量
やわらかめ(1.5%)
- 1000mlに対して15g
口どけを重視した、やさしい食感。
グラスゼリーやデザート向きです。
標準(2%)
- 1000mlに対して20g
一番失敗しにくい配合。
迷ったらまずはこの割合がおすすめです。
しっかり(3%)
- 1000mlに対して30g
型抜きゼリーや層ゼリーなど、
形をしっかり保ちたいときに向いています。
酸性の材料を使うときの注意点
レモンなど酸が強い場合
- レモン・柑橘類・ベリー系は固まりにくい
- 一緒に煮ないで、後から加えるのが基本
酸性材料が入る場合は、
アガー2%以上を目安にすると安心です。
糖度が低いと固まりが弱くなる
砂糖が少ないと、ゼリーがゆるくなりやすくなります。
甘さを控えたい場合でも、
最低限の糖度は確保するのがおすすめです。
アガーを使うときの基本手順(失敗防止)
ダマにならない加え方
- アガーは砂糖と混ぜてから使う
- 液体に少しずつ混ぜながら加える
- 熱いお湯や冷たい水に加えない(常温の液体に加える)
一気に入れるとダマになりやすいので注意します。
加熱と温度のポイント
- 一度しっかり沸騰させて溶かす
- 30〜45℃で固まり始める
- 常温でも形を保てる
- 60℃以上で再び溶ける
熱いうちに型に流し、
常温でそのまま固められるのがアガーの強みです。
アガーが向いている・向かないデザート
向いている
- 透明ゼリー
- フルーツゼリー
- 層ゼリー
- 常温で提供したいデザート
向かない
- ムース
- 乳脂肪が多いデザート(分離しやすい)
用途に合わせて、
寒天やゼラチンと使い分けると失敗しにくくなります。
まとめ

アガーはメーカーによっても少し固まり具合が違ったりするよ!
記載の目安も参考に作ってみてね!
- アガーの標準割合は2%(1000mlに対して20g)
- やわらかめは1.5%、しっかりは3%
- 砂糖は液体の10%がおすすめ
- 酸が強い材料は後入れ、割合は2%以上が安心
- 30〜45℃で固まり、常温で形を保てる
配合と扱い方を押さえれば、
アガーはとても安定したゼリーが作れる凝固剤です。
ぜひ、用途に合わせて使い分けてみてください。
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