
ひつじ
メレンゲは3種類あって、使い分けるだけでお菓子の仕上がりがぐっと安定しますよ!
【この記事のまとめから】
- メレンゲにはフレンチ・スイス・イタリアンの3種類があります。
- 軽さ重視はフレンチ、しっかりしたキメはスイス、安定性最高はイタリアンです。
- 用途に合わせて使い分けると、ケーキやマカロンの仕上がりが大きく変わります。
はじめに
メレンゲはどれも同じに見えますが、実は 作り方の違いで3つの種類 に分かれています。
フレンチ・スイス・イタリアン、それぞれ特徴や安定性が大きく違うため、
「なんとなく泡立てている」よりも、種類を理解して使い分けるだけで
ケーキの膨らみ・マカロンのツヤ・クリームの安定感がぐっと良くなる のがポイントです。
この記事では、3種類のメレンゲの違いを、初心者でもサッと読めるようにわかりやすく解説します。
メレンゲは大きく3種類あります
メレンゲには
①フレンチ ②スイス ③イタリアン
の3種類があり、作り方が違うことで食感や安定性に差が生まれます。
① フレンチメレンゲ(最も一般的)
- 卵白に砂糖を加えながら そのまま泡立てるだけ の一番シンプルなメレンゲ
- 作業時間が短く、軽くふわっと仕上がる
- 3つの中では“最も安定性が弱い”のが特徴
向いているお菓子:
シフォンケーキ・スポンジケーキ・ムースなど
→「ふわっと軽い食感」にしたい時はこれ!
② スイスメレンゲ(湯せんで温めるタイプ)
- 卵白と砂糖を 湯せんに当てて温めながら溶かし、その後泡立てる
- 砂糖が溶けてキメが細かく、つやのあるしっかりしたメレンゲになる
- フレンチより安定しやすく、崩れにくい
向いているお菓子:
バタークリーム・焼き菓子の安定させたい生地
→ クリーム状にしたい時に最適
③ イタリアンメレンゲ(最も安定)
- 卵白を泡立てながら、熱いシロップ(約115〜118℃) を流し入れる作り方
- 3種類の中で 一番安定性が高い
- つやがあり、なめらかでクリームのような質感
向いているお菓子:
マカロン・ムース・アイス・飾りのメレンゲクリーム
→「とにかく崩したくない」「つやを出したい」時に◎
3種類の違いを一目で比較
- 軽くふわっと → フレンチ
- つや・キメ細かさ → スイス
- 最安定・崩れにくい → イタリアン
これを覚えるだけで、メレンゲ選びが一気にラクになります。
種類ごとの注意点
フレンチメレンゲ
- 泡立てすぎるとボソついて分離しやすい
- 砂糖は数回に分けて入れると安定する
スイスメレンゲ
- 温めすぎると卵白が固まるので湯せんで温める温度は“50℃”が目安
- つやが出るまでしっかり泡立てるときれいに仕上がる
イタリアンメレンゲ
- シロップが熱すぎる/冷たすぎると安定しない
- 家庭では「鍋からすくうと糸を引くとろみ」が目安でOK
どのメレンゲを使えばいい?
- ケーキ・シフォン → フレンチ
- バタークリーム・しっかりした飾り → スイス
- マカロン・ムース・アイス → イタリアン
用途さえわかれば、迷わず選べます◎
まとめ

ひつじ
用途に合わせてメレンゲを使い分けよう!
メレンゲにはフレンチ・スイス・イタリアンの3種類があり、作り方の違いで安定性や食感が大きく変わります。軽さを出したい時はフレンチ、つややかでキメの細かい仕上がりにしたい時はスイス、崩れにくさを求めるならイタリアンが最適。用途に合わせて使い分けるだけで、お菓子の仕上がりが一気にプロの味に近づきます。
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